スピードと乗り心地について

「乗り心地が乗用車とは違う」とか「ゆっくり走りすぎる」とのお声はたまに届きます。

確かに、クラウンやレクサス、フーガなどハイグレードな乗用車とは根本的な目的が異なりますので同等の乗り心地は期待できません。また、救急車とは異なりスピードは基本的には重視をしていません。

介護タクシーはご利用者様のご状態に合わせて安全を考慮し、ルートの設定やアクセル、ブレーキワークも含めコントロールしております。第一の目的はご利用者様のご状態を把握し安全に目的地までお送りすることに尽きると思われます。したがって、早く到着するということはそれに越したことはありませんが、優先順位は少し下がります。この辺りはご理解いただきたく思います。

車いすにお乗りになったまま、あるいはストレッチャーで横になったままでのご利用が前提になって成立しているわけで、自動車の性能としてのハイグレードな乗り心地をお求めの方にはご満足いただけないかもしれません。ただ、乗降時のご負担の軽減、運行時の「G(重力)」への配慮などにはハイグレードな乗用車にも劣らないと思います。

スピード、乗り心地、安全、それはご利用者様のご状態に応じて、ご利用者様ご自身がお選びいただくことになろうかと思います。そのためのお手伝いは喜んで協力させていただきます。

一般車の方にもご迷惑をおかけするかもしれませんがご協力をお願いしたいと思います。

合図をいただければ、お譲りするなどすることで対応いたします。

ご理解ご協力をお願い申し上げます。